「マクロス」や「アクエリオン」シリーズをはじめ数々の話題作を世に送り出し、2025年大阪・関西万博のパビリオン「いのちめぐる冒険」のプロデュースも手がけるなど、表現の領域を横断して活躍する河森正治。本作は、彼が原作・監督を務める劇場用オリジナル長編アニメーション。
物語の中心となるのは、スマートフォンという身近な存在を舞台にした“もうひとつの世界”。
ある出来事をきっかけに、スマホの中へと引き込まれてしまった女子高生の脱出劇が、音楽と映像表現を融合させた独創的な世界観で描かれる。主人公は、どこにでもいる平凡な高校生・前澤栞。
ある日、スマホの画面に異変が起こった瞬間、彼女は見知らぬ横浜の街に立っていた。そこで出会ったのは、「小森」と名乗る、言葉を話すウサギのスタンプ。彼の口から告げられたのは、栞がスマホの内部世界に閉じ込められているという衝撃の事実だった。一方、現実の世界では、姿を消した栞に代わるかのように、もう一人の存在「SHIORI」が現れる。
SNSを巧みに操り、奔放に振る舞う彼女は、次第に周囲を巻き込み、社会に大きな影響を及ぼしていく。このままでは、自分の居場所が完全に奪われてしまう。
栞は現実を取り戻すため、正体不明の“スマホの迷宮”からの脱出に挑むが、その先には思いもよらない真実が待ち受けていた――。
監督
河森正治
原作
スロウカーブ Vector Vision ギャガ フジテレビジョン
脚本
橋本太知
キャスト
前澤栞/SHIORI:SUZUKA
小森:原田泰造
倉科希星:伊東蒼
山田健斗:齋藤潤
前澤恵三:速水奨
前澤頼子:坂本真綾
登坂:杉田智和
架神傑:寺西拓人
<劇場情報>
TOHO CINEMAS
AEON CINEMA
ユナイテッド・シネマ
スマホの中に閉じ込められるって設定、今っぽすぎるー!
現実とネットの境目があいまいになっていく感じが普通に怖い。
しかもこの作品、
「新しい学校のリーダーズ」のSUZUKAが
栞とSHIORI、正反対の二役を演じてるらしくて、そこもアツい。
自分が消えた世界で、
“もう一人の自分”が自由に生きてるとか、
想像しただけでこわっ。
キラキラした映像と音楽に包まれてるのに、
テーマは意外と重くて、
観てるうちに「自分って何?」って考えさせられそう。
お正月公開だけど、
軽く流して観る映画じゃなくて、
観終わったあと絶対誰かと語りたくなるタイプの映画かもー。