講談社の漫画アプリ「マガジンポケット」で2021年に連載がスタートし、アニメ化や舞台化でも注目を集めた人気ヤンキー漫画「WIND BREAKER」が、ついに実写映画として映像化される。
物語の主人公は、ケンカの腕だけは誰にも負けないが、心のどこかに孤独を抱えた少年・桜遥。街の外から、不良だらけの悪名高い風鈴高校へ乗り込み、頂点を狙うつもりで入学する。しかし、桜が知る“恐れられている風鈴”はすでに過去の姿。現在の風鈴高校は「防風鈴(ぼうふうりん)=ウィンドブレイカー」という名前で呼ばれ、街を守る存在へと生まれ変わっていた。桜は、ケンカは弱いものの調べ事に強い楡井、圧倒的なカリスマ性を持つ総代・梅宮、クールで何を考えているか読めない蘇枋、梅宮を神のように信奉する荒々しい杉下、そして梅宮の片腕として動く実力者・柊など、多彩なメンバーと出会う。彼らとの関わりの中で、桜は戸惑いながらも“防風鈴”の一員として街を守る側に立つことを選び、仲間と共に戦いはじめる。しかしそんな折、暴力こそ正義と掲げる危険な組織「獅子頭連(ししとうれん)」が、防風鈴を標的に動きを見せる。風鈴と街の平和を揺るがす脅威に、桜たちの決意が試されていくことになる。
監督
萩原健太郎
原作
にいさとる
脚本
政池洋佑
キャスト
桜遥:水上恒司
楡井秋彦:木戸大聖
橘ことは:八木莉可子
蘇枋隼飛:綱啓永
杉下京太郎:JUNON
柊登馬:中沢元紀
佐狐浩太:曽田陵介
鹿沼稔:萩原護
有馬雪成:髙橋里恩
兎耳山丁子:山下幸輝
十亀条:濱尾ノリタカ
梅宮一:上杉柊平
<劇場情報>
TOHO CINEMAS
AEON CINEMA
ユナイテッド・シネマ
「WIND BREAKER」の実写、ついに来るんだけど、正直アニメ勢からすると気持ちめっちゃ複雑なやつだよね。
だってさ、物語としては最高なのよ。ケンカだけが取り柄の桜遥が、不良の巣窟ってウワサの風鈴高校に乗り込んで、
“風鈴=ただのワル”って思ってたら、もう今は街を守る防風鈴になってて、
気づいたら仲間と一緒に街を背負って戦うようになってるっていう成長ストーリー、普通にアツいのよ。
問題はさ、総代・梅宮が推しの私からしたら実写キャストがちょっと違うんよ…
アニメの梅宮のあの包容力と色気と圧倒的カリスマ、あれを実写で再現できるのってなかなか重すぎるミッションじゃん?
期待してるんだけど、正直「本当にあの梅宮なの?」って気持ちがどうしても顔を出す感じ。
でもストーリー自体はしっかりしてて、
情報屋の楡井とか、クールに見えて深い蘇枋とか、梅宮崇拝してる杉下とか、
武闘派の柊とか、あの辺のキャラたちとの絡みは普通に楽しみなんだよね。
しかも今回は、力こそ正義って感じのヤバい集団「獅子頭連」がガチで攻めてくるから、
防風鈴メンバーの絆が試される空気感は実写でも絶対映えると思う。
結局なんだかんだ言いながらも観に行くんだけどね。
アニメの総代が理想すぎて実写と比べちゃうだけで、作品自体は絶対盛り上がるやつだと思う。