「ミッドナイトスワン」で知られる内田英治監督が、主演に北川景子を迎えて挑んだヒューマンサスペンス作品。監督自身が考案した原案をもとに脚本まで手がけ、追い詰められた母親が子どもたちの未来のために危険な闇社会へ足を踏み入れていく様子を緊張感たっぷりに描いている。
物語の主人公は永島夏希。借金取りから逃れ、2人の子どもを連れて東京へたどり着いたものの、昼夜問わず働いても生活は苦しく、明日の食事すら不安な毎日を送っていた。そんな中、夜の街で偶然ドラッグの密売現場を目撃し、そこで生き抜くために自ら売買の世界に身を置く決断をする。やがて夏希は、孤独を抱える格闘家・芳井多摩恵と出会い、多摩恵がボディガードとして彼女に寄り添う形で行動を共にするようになる。ふたりは危険な取引へと深入りしていくが、ある女子大学生の死亡事件が起きたことで、事態は思いもよらない展開へと転がり始めていく。
監督
内田英治
原案
内田英治
脚本
内田英治
キャスト
永島夏希:北川景子
芳井多摩恵:森田望智
池田海:佐久間大介
サトウ:渋谷龍太
岩倉:渋川清彦
柳一郎:池内博之
星崎みゆき:田中麗奈
多田真司:光石研
<劇場情報>
TOHO CINEMAS
AEON CINEMA
ユナイテッド・シネマ
年齢制限
PG12
内田英治監督が北川景子主演で撮った「ナイトフラワー」、これかなり攻めてるヒューマンサスペンスって感じ。
主人公の永島夏希は、借金取りに追われながら子ども2人連れて東京来るんだけど、昼も夜も働きまくっても生活ギリギリで、もう人生キワキワ状態。
そんなとき、夜の街でドラッグの密売を偶然見ちゃって、そこで生きるために自分も売人になるって決めちゃうのが夏希の強さでもあり、ヤバさでもあるところ。
そこで出会うのが格闘家の芳井多摩恵で、めっちゃ孤独抱えてるのに強さがにじみ出てるタイプの人。
多摩恵がボディガード役を買って出て、夏希とタッグ組んで危ない世界に本格的に踏み込んでいくんだけど、そこからの展開がまじで読めない。
女子大生の死亡事件が起きた瞬間から、ふたりの運命が一気に転がり落ちていく感じがすごい。
母として、女として、生きるって何なのっていうテーマが刺さりまくるタイプの映画で、観た後にいろいろ考えさせられるやつ。
2025年11月28日公開だから、この日は予定開けといた方がいいレベル。