2021年放送のオリジナルアニメ「オッドタクシー」を手がけた木下麦(監督・キャラクターデザイン)と此元和津也(原作・脚本)が再びタッグを組み、“逆転”を賭けた男の愛と執念を描くアニメーション映画。
物語の主人公は、独房で静かに最期を迎えようとしている無期懲役囚・阿久津。
彼の前に現れたのは、人の言葉を話す不思議なホウセンカだった。
その花との対話を通して、阿久津は遠い昔の記憶へと遡っていく。
時は1987年の夏。
ヤクザとして生きる阿久津は、兄貴分・堤の計らいで、6歳年下の女性・那奈とその息子・健介と共に暮らし始める。
穏やかな生活を手に入れたかに見えた阿久津だったが、ある出来事をきっかけに、莫大な金が必要となり──。
やがて堤と共に、組織の金庫から3億円を奪うという大胆な計画を立てるのだった。
監督
木下麦
原作
此元和津也
脚本
此元和津也
キャスト
阿久津実(現在):小林薫
阿久津実(過去):戸塚純貴
永田那奈(過去):満島ひかり
永田那奈(現在):宮崎美子
提:安元洋貴
若松:斉藤壮馬
林田:村田秀亮
小西:中山功太
ホウセンカ:ピエール瀧
<劇場情報>
TOHO CINEMAS
AEON CINEMA
ユナイテッド・シネマ
「ホウセンカ」って、あの神アニメ「オッドタクシー」の木下麦×此元和津也コンビが再タッグしてるんだけど、もうその時点で期待値爆上がり!!
今回のテーマは、“大逆転”と“愛”。てかさ、ただのヤクザモノじゃなくて、めっちゃエモそう。
主人公の阿久津は、無期懲役で独房にいるおじいちゃんなんだけど、そこにしゃべるホウセンカが現れるの。最初「何これ夢?」って思うんだけど、その花と会話するうちに、若い頃の自分の記憶がぶわって蘇るのね。
1987年の夏、阿久津は兄貴分の堤の世話で、年下の彼女・那奈とその子ども・健介と一緒に暮らし始めるんだけど、そこで見せる“普通の幸せ”がもう切なすぎて泣ける。
でもさ、幸せって長く続かないじゃん? ある日突然大金が必要になって、堤と一緒に3億円強奪を企てるっていう展開がマジでやばい。
人の心の奥にある“愛”とか“欲”とか“罪”を、静かに、でもえぐるように描いてくる感じ。
ホウセンカの花言葉、“私の心にあなたは永遠に生きる”ってやつがさ、もう全部にリンクしてて泣く。