阿修羅城の瞳

恋をすると鬼になる―――“鬼”と“鬼殺し”の宿命の愛を描いた究極のラブストーリー。 演劇界を驚愕させた「劇団☆新感線」の舞台の映画化!! 時は文化文政。江戸の町では、人の世を滅ぼそうとする“鬼”が暗躍し、鬼の王・阿修羅復活が囁かれていた。かつて“鬼殺し”と恐れられ、今は人気舞台役者の病葉出門は、盗賊団の女・つばきと出逢い、互いに惹かれ合う。その時、つばきの肩に謎の痣が浮かび現れる。それはまさしく、鬼の王・阿修羅の徴だった。人と鬼が入り乱れ、愛と欲望が渦巻く中、ついに江戸の上空に荘厳な阿修羅城が現れる。つばきを追って阿修羅城へ向かう出門。その先にあるのは……。

<キャスト>
市川染五郎
宮沢りえ

<スタッフ>
監督:滝田洋二郎

<映画を見る>
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劇団☆新感線の舞台は一度観に行ったことがあるんだけど、もう世界観がぶっ飛びすぎてて独特なのよね。この映画「阿修羅城の瞳」も、まさにその延長線上!まずメイクがすごい。鬼を表現するのに、そのメイク!?って感じで、ヴィジュアル系というか、アートというか、とにかく目を奪われるのよね。そして何より、宮沢りえは鬼メイクでも美しいってことが証明されてます(笑)。

それと劇伴!音楽が超効果的で、感情が盛り上がるシーンでは、ちゃんと魂まで引き込まれる。盛り上がるタイミングで大音量になったりして、「ここ!」っていうポイントを外さない!音楽の巧みな演出がストーリーとガッチリ噛み合ってて、めっちゃ心を揺さぶられる。あと、主人公が鬼と人間の間で揺れる切ないストーリーが、本当にエモい。恋愛も戦いも、どっちも重すぎて胸がギューッてなるの。

元が舞台だからか、カメラワークも演技も独特で、それがクセになる。全体的に「非日常」の世界に引っ張られる感じがして、観てる間ずっと自分もその世界にいる気分になれちゃう!劇団☆新感線好きな人はもちろん、ちょっと和風ホラーが好きな人にも刺さる映画だと思う!