鉄道ファンにとって、電車や鉄道にまつわる映画は特別な魅力があります。
今回は、鉄道の魅力を余すところなく伝える「RAILWAYS」シリーズの3作品を紹介します。
いずれも実際の鉄道の世界を背景にした心温まるストーリーで、鉄道ファンの心をつかんで離さないこと間違いなしです。
RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語
日本最古級の一畑電車・通称“バタデン”の運転士になることを決意した男の夢と、家族の物語。
ただ、がむしゃらに生きてきた。気がつくと、多くのものを失っていた。だから、私は決意した。自分らしさを取り戻し、私らしく生きるために。一流企業に勤める49歳の筒井肇は、家庭を顧みず、忙しく仕事に追われる日々を送っていた。会社での立場は確立するが、妻や娘の心は離れるばかり。そんなある日、故郷の島根で一人暮らしをしている母が倒れたとの連絡が入る。追い打ちをかけるように、同期の親友の事故死の知らせが・・。それをきっかけに仕事一筋の人生に疑問を抱き始めた肇。「俺は、こんな人生を送りたかったのか・・・」
<キャスト>
中井貴一
高島礼子
本仮屋ユイカ
三浦貴大
<スタッフ>
監督:錦織良成
RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ
人生は鉄道に乗った長い旅─夫婦の絆を描く、感動シリーズ第2弾
鉄道運転士の滝島徹は、仕事一筋の日々を過ごし、気が付けば59歳。ずっと専業主婦として彼を支えてきた妻の佐和子は55歳。徹の定年退職を1か月後に控え、夫婦は第2の人生を迎えようとしていた。そんなある日、佐和子は結婚を機に辞めた看護師の仕事を再開すると宣言するが、徹は妻の申し出を理解しようとしない。ふたりは口論となり、佐和子は家を飛び出してしまう。一度できた溝は深まる一方で、ついに佐和子は徹に離婚届を手渡す─。これからの人生は、妻のためにと思っていた夫。これからは自分の人生を生きたいと願った妻。妻には夫の知らない“ある理由”があった。そばにいるのが当たり前すぎて、本当の気持ちを言葉にできないふたり。すれ違う夫婦の想いに、ひとり娘とその夫、徹の同僚や部下、佐和子が担当する患者一家の人生が交錯する。果たして夫婦がたどり着いた第2の人生の、思ってもみなかった出発地点とは─?
<キャスト>
三浦友和
余 貴美子
小池栄子
中尾明慶
吉行和子
塚本高史
岩松了
徳井優
中川家礼二
仁科亜季子
清水ミチコ
立川志の輔
米倉斉加年
西村雅彦
<スタッフ>
監督:蔵方政俊
かぞくいろ -RAILWAYS わたしたちの出発-
人生は鉄道に乗った長い旅―『RAILWAYS』シリーズ第3弾
「家族」の数だけ“家族のカタチ”があっていい。血のつながりのない家族の再出発を描く、愛と希望に満ちた感動作!
東京で幸せな結婚生活を送っていた晶は、夫・修平の突然の死によりシングルマザーとなる。生活は一変し、晶は、修平の連れ子・駿也と共に夫の故郷・鹿児島へ。そこには、修平と疎遠だった義父・節夫が暮らしていた。運転士の仕事一筋で生きてきた節夫は、突然やってきた晶たちに戸惑いながらも、3人での暮らしが始まる。晶は、亡き修平の子供の頃の夢でもあり、電車好きな駿也のために、鉄道の運転士を目指すことを決意。「このままじゃダメだって分かってます。変わりたいんです。」母として、不器用ながらもまっすぐに生きようとする晶の姿に、これまで家族を顧みずにひとり生きてきた節夫も心を動かされはじめる――。
<キャスト>
有村架純
國村隼
桜庭ななみ
歸山竜成
木下ほうか
筒井真理子
板尾創路
青木崇高
<スタッフ>
監督:吉田康弘
脚本:吉田康弘