ブルーバレンタイン

結婚7年目を迎えたシンディとディーン。資格を取得し仕事に追われるシンディと、朝から酒に溺れるディーン。それぞれ胸に不満を抱えながらも、言葉にすれば壊れてしまう平穏を守ろうと必死だった。かつて夢と希望に満ちていたふたりの輝かしい日々と、すれ違う現在を交錯させながら、愛の姿が移ろいゆく様を丁寧に描く。シンディを演じたミシェル・ウィリアムズは、この演技で2010年アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。

監督
デレク・シアンフランス

製作
ジェイミー・パトリコフ リネット・ハウエル アレックス・オルロフスキー

キャスト
ディーン:ライアン・ゴズリング
シンディ:ミシェル・ウィリアムズ
フランキー:フェイス・ワディッカ
ボビー:マイク・ヴォーゲル

年齢制限
R15+

<映画を見る>
U-NEXT


恋愛映画って思って見始めたら、最後には失恋映画も丸ごと味わわされる感じで、感情が振り回される。最初のふたりの出会い、もうキラッキラで胸キュン止まらないのに、現在パートになると一気に現実突きつけられて「あ、無理」ってなる。この落差エグい。シンディとディーンの過去は最高すぎて、「こんなにラブラブだったのに、どうしてこうなった?」って思うんだけど、現在のふたりはギスギスで、見てるこっちまで息苦しい。愛が壊れていくのをここまでリアルに見せつけられると、ちょっと引くくらい痛い。でも、それがこの映画のすごいとこ。これ見たら、恋愛のドキドキも感じるし、愛が終わる時の辛さも丸ごと味わわされる。要は、恋愛映画と失恋映画を2本ぶっ続けで見た気分になれる。愛の現実って甘くないよね、ってめちゃくちゃ実感させられる一本。これは恋愛に疲れた時に見ると危険かも。